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20代・30代こそ考えたい!「終活」は未来の自分を助ける最高の自己投資

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20代・30代こそ考えたい!「終活」は未来の自分を助ける最高の自己投資

終活は早すぎる?20代・30代こそ考えるべき「未来の自分への自己投資」。エンディングノートの書き方、デジタル整理、財産の見直しなど、将来の漠然とした不安を解消し、今を安心して生きるための始め方を紹介。

「終活」って何? 若いうちから考えるメリットは?

「終活(しゅうかつ)」と聞くと、おじいちゃん・おばあちゃんのイメージや、なんだか暗いイメージを持つかもしれません。

でも、令和の現代において終活は大きく変わりました。それは、「人生の終わりに向けて、今をより良く生きるための活動」であり、若い世代にとっては「意識がはっきりしているうちに、人生を見直すポジティブな機会」として捉えられています。

特に20代・30代の皆さんは、時間的・精神的な余裕があるため、もし計画を変更したい時もリカバリーがしやすいという大きなメリットがあります。ネガティブな「死への準備」ではなく、未来をデザインする「前向きな自己投資」として、今すぐ始めるのがおすすめです。

POINT

若い世代においての終活は、ネガティブではなく「前向きな自己投資」としてポジティブな考えではじめる方が増えてきている。

若いうちに終活をする3つのメリット

「若かった時にやっとけばよかった…」と後悔しないように、若いうちに終活をするメリットとは?

「やりたいこと」が明確になる

自分の人生のゴールや価値観を見つめ直すことで、「本当にやりたいこと」「大切にしたいこと」がはっきりし、日々の行動が変わります。

将来の不安を減らせる(リカバリーも簡単!)

漠然とした将来への不安は、整理することで小さくなります。また、若いうちはライフスタイルが変わるスピードが速いため、今のうちに準備しておけば、計画変更や見直しが必要になっても柔軟に対応できます。

時間と心にゆとりが生まれる

後回しにしがちな手続きや財産、デジタルデータなどを今のうちに整理しておくと、年齢を重ねてから慌てずに済みます。意識がクリアな状態で重要な決断ができるため、後悔のない選択ができます。

終活の第一歩は「自己確認」から!

いきなり難しいことを始める必要はありません。
まずは「自分自身を知る」ことから始めましょう。

自分の価値観を書き出してみよう:エンディングノートの活用

エンディングノート」とは、自分の情報や希望を自由に書き残すノートです。
遺言書のような法的な効力はありませんが、形式に縛られず、自分の考えを整理するのに最適です。

自己流終活の「致命的な失敗」例 発生する深刻な問題
項目 20代・30代で書きたいこと
自分の情報 連絡先、病歴、SNSアカウントのID・パスワードなど
大切なこと 自分の価値観、好きなもの、今の目標や夢
医療・介護 「延命治療を望むか?」など、もしもの時の希望
友人・知人 大切な友人、連絡してほしい人、連絡しないでほしい人
財産 銀行口座、クレジットカード、奨学金やローンの情報

POINT

エンディングノートは、一度書いたら終わりではありません。
夢や環境が変わるたびに、日記のように更新していくので更新しやすいものがおすすめ。

デジタル整理の重要性:デジタル終活

今や私たちの生活はデジタルデータであふれています。
スマートフォン、パソコン、クラウドサービス、SNSアカウント…。

  1. アカウントの棚卸し(整理):
    使っていないサービスは解約しましょう。
  2. パスワードの管理
    全てをメモに残すのは危険です。
    信頼できるパスワード管理ツールを導入し、「もしも」の時に家族に共有できるルールを決めておきましょう。
  3. 大切なデータのバックアップ
    写真や動画など、消えたら困るデータは定期的に外部ストレージやクラウドにバックアップを取っておきましょう。

未来の「安心」を形にする具体的な準備

自己確認ができたら、次は「もしも」の時の備えを具体的なアクションに変えていきましょう。

1. 医療の希望を家族と話す

病気や事故で自分の意思を伝えられなくなったとき、どうしてほしいかを考えて、家族と共有しておくことはとても大切です。

  • 「延命治療について」:どこまで治療を望むか?
  • 「緩和ケアについて」:痛みや苦痛の緩和を優先するか?

若いうちから話し合うことで、家族にとっても精神的な負担が減り、お互いの価値観を深く理解できます。

2. 財産の整理とライフプラン

「資産」と聞くと大金持ちのイメージかもしれませんが、銀行預金、保険、年金、ローンなども立派な財産です。

  • 口座の把握:
    使っていない「休眠口座」がないか確認しましょう。
  • 保険の見直し:
    結婚、出産、住宅購入など、ライフイベントに合わせて必要な保障が変わります。今加入している保険が本当に今の自分に合っているか確認しましょう。
  • ローンの把握:
    住宅ローンや奨学金など、団体信用生命保険(団信)などで「もしも」の時にどうなるかを確認しておきましょう。

まとめ:終活は「よく生きる」ための前向きな活動

20代・30代での終活は、「人生の後半戦をどう豊かにするか」を考えるための、とても前向きな活動です。

「将来の安心」は、誰かに与えられるものではなく、「今の自分がポジティブな意識で計画するもの」です。

ネガティブなイメージは捨てて、「令和のポジティブ終活」として、今日から少しずつ、自分のペースで終活を始めてみませんか?未来の自分に最高の「安心」というプレゼントを贈りましょう。

今すぐ行動できること

  1. 書店やAmazonなどでエンディングノートを探してみる(当社のエンディングノートはリング式で更新しやすく書きやすい仕様です)。
  2. 使っていないSNSアカウントやサブスクを整理する
  3. 大切な人に「もしもの時」の希望を伝えてみる