突然の訃報でパニックにならないために。期限付きの重要手続きと「損」を避ける全知識
誰かが亡くなった…その時、あなたはまず何をすべき？
人生で身内の不幸に直面したとき「何をしたらいいのかわからない」「どこに連絡すればいいの？」とパニックになるのは、年齢に関わらず自然なことです。葬儀に関する知識が少なく不安に感じる方は多いでしょう。
ですが、これだけは知っておいてください。
葬儀後の手続きには期限があるものが多く「知らない」では済まされない「損」につながる可能性があります。
でもご安心ください！
今これを読んでいること自体が最大のチャンスで、意識がはっきりしている「今」知識をインプットし、行動を準備しておくことで、いざという時、冷静かつスムーズに対応でき、精神的な負担も金銭的な損も圧倒的に減らせます。
初めての方でもつまずかないよう、まず何をしなければいけないのか？取るべき行動のすべてを、順を追ってわかりやすく解説します。
故人が亡くなってから葬儀までの3つのステップ
人が亡くなると、すぐに時間との戦いが始まります。特に最初の24時間でやるべきことは多岐にわたりますが、まずはこの3つのステップを頭に入れておきましょう。
ステップ１：死亡の確認と「死亡診断書」の受け取り
身内が亡くなった時、もっとも重要なのは、死亡の確認と「死亡診断書」の受け取りです。
亡くなった場所によって、取るべき行動と発行される書類が異なりますが、この死亡診断書は必ず渡させる（発行）書類なので、「死亡診断書」がないと、これからの手続き（火葬、年金停止など）が一切できなくなります。
| 亡くなった場所 | 確認と証明書の交付 |
|---|---|
| 病院・施設 | 医師が立ち会い、「死亡診断書」が発行されます |
| 自宅・その他 | 警察に連絡し、警察医による検視の後、「死体検案書」が発行されます (事件性の有無を確認するため) |
- POINT
- 死亡診断書（または死体検案書）は、その後のすべての手続きで必要になる命の次に大切な書類です。
記載事項を絶対に書き換えたり、汚損したりしないでください。
ステップ２：遺体の安置と葬儀社への連絡
死亡が確認されたら、遺体を安置する場所を決め、すぐに葬儀社に連絡します。この行動が早ければ早いほど、その後の流れがスムーズになります。
即座に行動すべきことリスト
- 安置場所の決定:
自宅、または葬儀社の安置室。
自宅が難しい場合は、すぐに葬儀社に相談しましょう。 - 葬儀社への連絡（24時間対応を確認）:
病院から紹介された葬儀社にすぐに決める必要はありません。必ずご自身で24時間対応しているか、すぐに対応できるかを確認しましょう。
「まごころ終活」は、信頼できる24時間対応の葬儀社と連携しているため、遺体の引き取りから葬儀、納骨まで、緊急時でもすぐに動くことができます。まずは無料相談窓口にご連絡ください。
- 注意点
- 病院で紹介される葬儀社は、高額だったり追加請求されトラブルに発展するケースがあります(年々増加)。
葬儀や遺体安置に関するトラブルは年々増加しており、その事例と解決策については後ほど紹介したいと思います。
ステップ３：お通夜・告別式の決定と関係者への連絡
葬儀社と打ち合わせを行い、葬儀の形式、日程、費用などを決定します。
- 日程の決定:
故人や遺族の都合、火葬場の空き状況、お寺（僧侶）の予定を調整します。 - 関係者への連絡:
家族、親族、特に親しかった友人・知人に連絡します。
この際、葬儀の日時・場所、そして参列の辞退の有無（家族葬の場合など）を明確に伝えます。
ここまで辿り着けたらひとまずは安心です（この段階で一旦肩の力を抜きましょう）。
葬儀後に発生する「時間との戦い」重要手続きリスト
葬儀が終わると、休む間もなく「公的な手続き」が始まります。これらは期限が設けられているものが多く、遅れると給付金がもらえなくなるなどの「損」が発生します。
1. 【死亡を知ってから7日以内】死亡届・火葬許可の申請
これが最も期限が短い重要な手続きです。
死亡診断書に必要事項を記入し、役所に提出します。通常であれば、この手続きは依頼した葬儀社が代行してくれることがほとんどです。
- 提出先:
故人の本籍地、死亡地、または届出人の所在地の役所。 - 必要な書類:
死亡診断書（または死体検案書）、届出人の印鑑。 - 結果:
「火葬（埋葬）許可証」が交付されます。これがなければ火葬はできません。
- POINT
- 葬儀社に代行を依頼する際は、その後の手続きに備えて死亡診断書（または死体検案書）のコピーを複数枚取っておくように依頼しましょう。
2. 【14日以内】公的年金・健康保険・介護保険の手続き
故人が加入していた公的な保険や年金の資格を停止し、給付金を受け取るための手続きです。これを怠ると、不必要な保険料を払い続けたり、受け取れるはずの給付金（例：葬祭費、埋葬料）がもらえなくなったりします。
| 手続き | 期限 | 概要（何をやるか） |
|---|---|---|
| 年金受給停止 | 死亡後10日または14日以内 | 年金事務所にて故人が受給していた年金の資格停止を届け出ます。 |
| 国民健康保険・介護保険 | 14日以内 | 役所にて資格喪失届を提出します。また、葬儀費用の一部を賄える「葬祭費」の申請も同時に行います。 |
3. 【その他】財産に関わる重要な手続き
銀行口座の凍結や、相続に関する手続きは期限が長いものもありますが、早いほど有利になります。
- 【直ちに】銀行口座の凍結と名義変更:
銀行に連絡しないと、故人の口座は勝手に凍結され、お金の引き出しや公共料金の引き落としができなくなります。 - 【10ヶ月以内】相続税の申告・納付:
故人の財産が一定額以上ある場合、税務署への申告と納税が必要です。
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以前からの予約の委任契約はもちろん、親族への急な対応が必要な場合もサポートが可能です。専門家選定が難しい問題も、終活カウンセラーが間に入って解決します。
まとめ：焦らず確実に動くことが、あなたと家族の未来を救う
初めての葬儀は、誰にとっても大きな試練です。
しかし、今日知った知識と「行動する力」があれば、あなたは家族の精神的支柱となり、金銭的な損を回避できます。
終活とは、あなたの人生の主導権を誰にも奪わせないための準備です。
複雑に感じる専門家の選定や難解な法的手続きも、私たち専門家にご相談ください。終活カウンセラーが最適な専門家選定をお手伝いいたします。
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誰が最初に動くか、どこに連絡するかだけでも決めておくと、緊急時の初動が格段に早くなります。
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