損する前に動け!未来の富を決める「銀行口座整理」は、親世代のものではない
なぜ「全銀行口座のリストアップ」が必要なのか❓
「終活」と聞くと、まだ早いと感じるかもしれません。しかし、資産整理、特に銀行口座の整理は、若いうちに始めるほど圧倒的なメリットがあります。
メリット1:使途不明金の徹底排除とムダな手数料の削減
あなたは、もう何年も使っていない銀行口座や、どこに作ったか忘れた口座はありませんか?
これらの「休眠口座」を放置すると、様々な「損」につながります。
- ムダなコスト:
一部の銀行では、口座維持手数料が発生することがあります。たとえ少額でも、年間で積み重なればムダな出費です。 - 預金保険の補償外リスク(可能性):
休眠口座が長期間経過し、銀行の整理や破綻があった場合、手続きが煩雑になったり、最悪の場合、預金保険の適用外となるリスクがゼロではありません(ただし、通常の預金であれば預金保険機構の保護対象です)。 - 「タンス預金」と同じ状態:
銀行に眠っているお金は、価値を生みません。リストアップすれば、そのお金を高金利の貯蓄や投資に回すチャンスが生まれます。
メリット2:複利効果を最大化し、将来の資産を爆発的に増やす
リストアップで「使えるお金」が明確になれば、それを高金利の金融商品や投資に回せます。ここで重要になるのが「複利効果」です。
- 複利効果とは?
複利効果とは、投資で得た利益を元本に組み入れ、その合計額に対してさらに利益が発生する仕組みです。
| 期間 | 単利毎年10万円の利息 | 複利(元本+利息に1%の利回り) |
|---|---|---|
| 元本 | 100万円 | 100万円 |
| 5年後 | 150万円 | 105.1万円 |
| 30年後 | 400万円 | 134.8万円 |
※単純化した例であり、複利効果はより複雑な計算になります。
複利計算式
FV = PV × (1 + r)n
- FV: 将来価値(Future Value)
- PV: 現在価値(Present Value = 元本)
- r: 利率(利回り)
- n: 期間(年数)
この式が示すように、期間(n)が長ければ長いほど、若いあなたが得られる複利効果は圧倒的になります。早く始めることが、そのまま「得」につながる最大の根拠です。
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- Aさん複利効果って専門用語っぽくてよくわかんね
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- 先輩じゃあ、雪だるまで例えるね!
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- 先輩単利: 毎年新しく作って転がし、同じ大きさの雪だるまを積み重ねるイメージ。積み上げた高さは伸びるけど、一つ一つの雪だるまの大きさは変わらない
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- 先輩複利: 最初に作った雪だるまを、どんどん大きく転がしていくイメージ。転がせば転がすほど、表面に雪がくっついて、成長するスピード自体が加速していく
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- Aさんなるほど!若いうちから転がすのと、年取ってから転がすのではデカくなる割合は違ってくることか
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- 先輩そう!それが時間という、若い世代だけの最強の武器なの!
今すぐできる!全銀行口座リストアップの簡単ステップ
銀行口座のリストアップは、以下の情報さえ集めればOKです。
1. まずは「手がかり」を全て集める
まずは以下の「手がかり」を集め、全口座を洗い出します。
- 通帳やキャッシュカード: 引き出しの時に使う財布やカードケースから
- 届いた郵便物(古いものも): 銀行からの書類、投資信託の取引報告書など
- 給与明細や確定申告の控え: 給与振込先が記載されている
- クレジットカードや公共料金の引き落とし履歴: どの銀行から引き落とされているかを確認
2. リスト化する項目と、埋めるための計算式
集めた手がかりを、手書きのノートでもスマホのメモ機能でもいいので、以下の項目でリスト化します。
| 項目 | 具体的な内容 | 備考 |
|---|---|---|
| ①金融機関名 | 〇〇銀行、△△信用金庫など | ネット銀行も忘れずに |
| ②支店名 | 〇〇支店 | |
| ③口座種別 | 普通、定期、積立、投資信託など | |
| ④口座番号 | 7桁などの番号 | |
| ⑤名義人 | 本人の氏名 | 家族名義の口座と混同しないように |
| ⑥現在の残高 | 直近で確認した金額 | 最後に更新した日をメモ |
| ⑦開設日(推定でOK) | 古い口座はメモ | |
| ⑧整理の要否 | 解約? メイン利用? 高金利へ移動? |
この⑧が最も重要! |
3. 連絡がつかない口座の確認方法
長期間利用していない口座で、通帳やカードが見つからない場合は、以下の方法で残高照会が可能です。
- 金融機関への連絡:
銀行のコールセンターに連絡し、本人確認(氏名、生年月日、電話番号、当時の住所など)をすることで、口座の有無や残高を確認できます。
※金融機関によっては支店単位の管理もあるので、心当たりのある支店にも連絡してみましょう。 - 休眠預金活用法:
2009年以降の取引から10年以上、一切取引がない預金は「休眠預金」となり、公益活動に活用されます。
ただし、休眠預金になった後でも、金融機関を通じて引き出すことは可能です。不安な場合は該当銀行にお問い合わせましょう。
リスク回避と注意点:「今」やっておけば得すること
銀行のリストアップと整理は、将来のリスクを回避し、あなたの財産を最大限に守る行為です。
セキュリティ:不正利用のリスクを潰す
使っていない口座は、本人確認が疎かになりやすく、万が一、第三者に不正利用されるリスクを高めます。特にネット銀行はIDやパスワード管理がずさんになりがちです。
対策:
使わない口座は思い切って解約し、利用中の口座も複雑で安全なパスワードに全て変更しましょう。
相続(争い):未来の家族への負担を減らす
「終活」は「死の準備」ではなく「未来の家族への思いやり」です。リストがないと、万が一の時、家族はあなたの全ての口座を探すために多大な時間と労力を費やします。
対策:
今からデジタルでの一元管理(※注意点を参照)や、いつでも更新できるリングファイル式のエンディングノートなどに記録しておきましょう。これにより、将来の相続の際の「争族」リスクも大幅に軽減できます。
注意点:デジタル管理の限界と「更新」の重要性
リストをスマホのメモアプリやPCに保存する人も多いですが、パスワード忘れやデータ破損のリスクがあります。また、銀行口座は頻繁に増減したり、目的が変わったりするものです。
- POINT
リストは「更新しなきゃ意味がない」。
紙のリスト(エンディングノート)とデジタルデータ(パスワード管理アプリなど)を併用し、リングファイル式のようにページ単位で簡単に入れ替えられる形にしておくと、最も管理が楽で安全です。
まごころ終活では、更新や削除がしやすく、カスタマイズ性の高いリングファイル式エンディングノートを自社で制作しています。
手元に一冊あると、資産整理が格段にスムーズになります。
こちらの記事も参考:
複雑で難しいと感じたら…
お金や資産に関する整理は、専門的な知識が必要になったり、判断に迷う場面が出てきます。
特に「どの口座を残して、どれを解約すべきか」「このお金をどう運用に回すべきか」といった判断は、難しいものです。
終活カウンセラー教会認定の資格を持つまごころ終活の終活カウンセリングは、若い世代の資産整理に特に強みを持っています。複雑な手続きや判断に迷ったら、まずはこの終活の相談窓口をご利用ください。
まとめ:若いうちに動けば圧倒的に得をする
終活の資産整理で「全銀行口座のリストアップ」は、単なる整理ではなく、「未来のあなたへの投資」です。
- 時間という最強の武器を使い、複利効果で圧倒的に資産を増やせる。
- ムダな手数料をなくし、不正利用のリスクを未然に防げる。
- 万が一の時、家族に迷惑をかけないという最大の思いやりを示せる。
今すぐ行動できることリスト
- 古い財布や引き出しから、キャッシュカードや通帳を全て集める。
- 「金融機関名」「口座番号」「残高」の3つだけを書き出す簡易リストを作成する。
- 1年以上動かしていない口座があったら、銀行のコールセンターに電話し、残高と解約の要否を確認する。
- 「難しそう」「これで合ってる?」と思ったら、まごころ終活の無料相談を活用する。
終活は、「正しい専門家選びが未来を決定する」も合わせて参考にしてください。









